年金を受け取れる年齢になったときに、給与が高いと年金がもらえないの?

<span class="bold-red">はてな君</span>
はてな君

年金はいつからもらえるの?65歳未満でも受け取れるって聞いたんだけど。

老齢年金は昭和36年4月2日以降生まれ男性昭和41年4月2日以降生まれの女性は現制度では65歳から支給されます。ただし、受給する権利がない人は支給されません。また、繰り上げ請求といって65歳以降で受け取る年金を前倒しして受け取る方法はあります。

<span class="bold-red">はてな君</span>
はてな君

65歳以降でも年金を受け取ると、働いていたら年金が止まるって聞いたんだけど?

働きながら年金を受け取る場合は、残念ながらさまざまな別の支給されるものとの調整がある場合があります。(高年齢雇用継続給付金、在職時の給与や賞与の年金記録:総報酬月額相当額 など)

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はてな君

では、給与が高かったら後でもらえるようにしたら年金が増えるから受け取らないようにすればいいんじゃない?

普通はそのように思われる方が多いです。(当然だと思います。)

年金の請求をしなくても

繰り下げ請求して後で受け取る手続きをしても

実際に請求をして年金を受け取った時に
給与や賞与の額(正式には総報酬月額相当額)によって
支給停止になる部分は繰り下げをしても額は増えません。

つまり、受け取れる年齢になったら請求をして厚生年金加入であれば自分の意志での決定権はなく、残念ながら各々の給与や賞与の額(総報酬月額相当額)に基づく年金の記録によって自動で年金は支給停止されたりしてしまうというしくみになっています。お任せしますっていう選択肢しかありません。
ただし、個人事業主として仕事をしていれば厚生年金に加入しないと思うので支給停止とは無縁な状態となります。

<span class="bold-red">はてな君</span>
はてな君

じゃぁ、厚生年金に加入しなければいいんですね?

社会保険に加入するかしないかは
加入要件というものがあるため
自分で入りたくないとか
入りたいの選択もできません。
雇用契約で勤務日数や勤務時間を調整できるのであれば
可能な場合もあります。

サクッと情報お伝えしていますが、各々の記録でまったく回答が違うので注意が必要です。ほんの一例ですが、たとえば、繰り下げすると本来プラスアルファでもらえる加給年金、振替加算はどうなるの?も知っておいた方がいいですね。

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